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はたらく環境 製造部

mRNAワクチンを製造する部署。
どんな人たちが、どんな思いで働いているか
ご紹介します

どんなところ?

福島県南相馬市にある製造工場。大きなタンクが並ぶ迫力満点のバッファ調製室、mRNAワクチンを製造するための製造室が作業現場です。温度や湿度のコントロールのほか、菌も微粒子もゼロの環境で、無塵衣に身を包み作業をおこなうことになります。
資料作成、メールのやりとりなどのPC作業や、打ち合わせなどは開放感のある最上階のフロアで。大きな窓から、南相馬市の海や緑など美しい景色を楽しむこともできます。

何をしているの?

mRNAワクチンの製造

千葉県にある研究施設や、開発をおこなう医薬品メーカーから送られてくるワクチンの製法が問題ないものなのかを検証します。検証して、ある一定の規模で製造をおこなっても問題ないものだと判断できたら、指示書に基づいて製造をはじめます。mRNAを効率的につくるバッファーという水溶液、mRNAの情報を持つDNA、mRNAの材料などを温めながらタンクの中で撹拌することで、mRNAをつくっていきます。

大事なコミュニケーション能力

薬の製造と聞くと、ひとりで黙々とと作業する様子をイメージするかもしれませんが、実際は少し違います。まず製造部の仲間とは常に連携を取りながら作業を進め、品質管理部や生産技術部など他部署との連携も必要です。さらに時にはお客さまに確認・相談をしながら仕事を進めることが必要なケースも。薬の知識や作業のノウハウももちろん大切ではありますが、様々な人たちと円滑にコミュニケーションを取っていくことも求められるお仕事です。

世界を救うかもしれない仕事

南相馬工場のmRNAワクチン最大生産量は近い将来、5億人分にもなります。万が一、パンデミックが起こるような状況でも、日本国内だけでなく諸外国へも輸出可能な分量です。また、現在、mRNAはコロナワクチンが主でありますが、がん免疫や希少疾患、個別化医療等への活用も期待されています。あなたがつくるmRNAワクチンが、世界中で病に苦しむ多くの人たちを救うかもしれません。

どんな人に向いてるの?

  • 好奇心旺盛な人
  • チームでの作業が得意な人
  • 最新のテクノロジーに触れたい人
  • 誰かの役に立ちたい人

ある先輩社員の1日

今日は8時に出社して、コーヒーを飲みながら、業者さんのメールに返信したり、社内のメンバーと軽い打ち合わせなどをおこないました。8時30分になったら工場長の大号令のもと、全体朝礼。それが終わると製造部の朝礼へ。本日の工程をチームのみんなで確認して、いよいよ現場入りです。基本的にバディというか、2人1組のチー厶を組んで、作業をおこないます。トラブルがなければ、そのまま夕方まで製造作業が続きます。0.1グラムでも値が変わると、最終的に使えない薬が出来てしまう場合もあるので、とても慎重に作業を進めます。今日は問題なく作業が進み、ホッとひと安心。関西出身のおもしろい同僚と、フランス出身のおもしろい同僚と、軽く談笑して心をほぐしてから退社しました。