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“パパ社員”の育児休暇 Interview #2

家族にフルコミット

プロセス開発部

石川(休暇期間:3〜4ヶ月)

ARCALISでは、一人ひとりが自分らしい働き方を実現できるよう、さまざまな制度を整えています。そのなかでも育児に関する制度はとても充実していて、家庭と仕事を両立するためのサポートが幅広く用意されています。今回は、実際に制度を活用した社員たちに、感想を伺いました。

2022年に中途入社した石川さんは、2人の娘の子育て真っ最中。さらに、第3子の誕生も控えています。研究職として日々最前線に立つ一方で、家族との時間も大切にしたいと、3〜4か月の育児休業制度を活用する予定です。その背景には、“過去の経験”と“これからの家族への思い”がありました。


もうパパ見知りにはさせない – 迷わず育休

プロセス開発部に所属している石川さん。おもにmRNA製造に用いる原材料の一つである『L.DNA』の製造・開発を担当している。mRNAの品質を左右する原材料や製造機械の選定なども任されている重要なポジションだ。

「開発業務ではありますが、研究職に近い仕事かなと思っています。開発中に出てきた課題に対して、自分の考えや解決案を示し、それが解決につながったときは、仕事のやりがいを感じます」。 熱い想いで仕事に打ち込む石川さんは、家庭では2児のパパ。まもなく第3子の誕生を控え、育児休業制度(※以下、育休)を利用予定だ。「長女が生まれたのは前職時代です。そのときは育休を取得して、妻と試行錯誤しながら初めての育児に奮闘しました。次女の時は、ARCALISに入社後1年未満のため、育休が取れなかったんです。一緒に過ごす時間が減ってしまい、長女の時にはなかった“パパ見知り”に結構悩まされました。もっと家族と一緒に過ごしたかったし、妻を支えたかった。そんな後悔が残ってしまっていて、妻とも『また機会があったら、育休は必須だね』と話していました。そんな経緯で今回は迷わず育休を取得することにしました」。

育児の相談もフラットに

石川さんの周りには子育て世代のメンバーも多く、普段から育児の話題に花が咲くことも多いという。部内には男性の育休取得経験者もいて、上司やチームへ育休取得の意向を伝えやすかったそうだ。

「日常的に『子どもが偏食で困っているんだよね』『うちはこうやって解決したよ』といったやりとりが自然に交わされていて、男女関係なく子育ての話をしやすい雰囲気なんです。育休を取りたいと伝えた時も、みなさん快く受け入れてくださって、とても感謝しています。『3人目だし大変だろうけど頑張ってね』など、応援の言葉をかけていただきました。男性が引け目なく育休を取れる環境にいることができて、良かったなと感じています」。

社内の雰囲気だけでなく、勤務制度の柔軟さも仕事と育児の両立を後押ししたという。「普段からフレックスタイム制度を利用していて、基本の勤務時間帯よりも1時間前倒しで働いています。そのおかげで、保育園の送り迎えや食事の準備などを妻と分担できています。同僚の中にも、子どもの面倒を見ながら在宅勤務をするという人もいます。ARCALISには、家族や仕事の状況に合わせて、会社の制度を上手に使いながら、柔軟な働き方をしている人が多い印象があります」。

家族にフルコミット

石川さんは育児休暇に加えて、有給休暇やARCALIS独自の『ヘルスケアサポート休暇』を組み合わせ、トータル3〜4か月間の休暇取得を計画中。過去の経験を踏まえ、家族と相談しながら、取得時期や期間を決めたそうだ。「長女の時は、産後直後の2か月だけ育休を取って、家事全般と授乳以外の育児を担当していました。でも、育児の流れに慣れた頃には、もう職場復帰で、もっと時間がほしいなと感じたんです。今回は出産にあわせてすぐ休みを取れるようにしたいので、産後すぐは有給休暇やヘルスケアサポート休暇、月末からは育休を取得するようにして、柔軟に対応できるように予定を組んでいます。妻をサポートするのはもちろん、上の娘たちにとっても、生活環境が大きく変わり、不安や寂しさを感じやすい時期だと思っています。娘たちのメンタルケアの時間もしっかり確保して一緒に過ごしたいです。

家族全員に気を配り、父親としての役割を果たそうと考えている石川さん。これまでの経験を経て、育休には特別な思いがある。「私にとって育休は、赤ちゃんのお世話だけでなく、妊娠・出産で心身ともに大きな負担を抱えた妻を支える期間です。母親は自分が辛いなかでも、生まれたばかりの我が子のことで頭がいっぱいになります。そんな時、そばにパートナーがいて家事や育児を担い、一緒に共感してくれる時間があると安心できると思っています。育児の楽しさや大変さを夫婦で共有することは、コミュニケーションが増えて家庭円満にもつながると感じています」。 5年ぶりの育休を目前に、楽しみにしていることも教えてくれた。「新生児期の成長って、驚くほど早いんです。特に生後2か月くらいまでは、毎日写真を撮って、顔の変化を残したり、人形と並んで撮影して『1か月でこんなに大きくなったね』と、後から振り返られるように成長記録をつけたいと思っています。新生児期ならではの“原始反射*”があるので、その時にしか見られない表情や仕草を楽しみながら、日々の成長を見守りたいですね」。

*赤ちゃんに生まれつき備わった、外部からの刺激に対して無意識に起こす反射的な動きのこと

子どもたちに誇れる仕事を

育休を取得すると、しばらく現場を離れることになる。mRNAは変化の早い業界ではあるが、復帰後の不安は感じていないという。「一つのことに集中すると、周りが見えづらくなるタイプなんですよね(笑)。育休中は家庭に専念しつつも、復帰後のことも見据えて、あらかじめ仕事と家庭とのバランスを取る仕組みを考えておきたいと思っています」。

一番上の娘さんはもう5歳。少しずついろんなことに興味を持ち始める時期だ。どんな仕事をしているのか、質問されることもあるらしい。「やっぱり自分の仕事に興味を持ってくれると嬉しいですね。少し説明が難しい仕事なのでかなり大雑把ではありますが、『風邪をひいた時に飲んでいる薬があるでしょ?そういう体をよくするためのものを作っているんだよ』という感じで、教えたりしています」。

今後の仕事の目標を尋ねると、家族想いな石川さんらしい答えが返ってきた。「子どもたちが小学生くらいになって、親の仕事を聞かれる機会があったときに『うちのパパはARCALISで働いているの、すごいでしょ』って、誇りに感じてもらえるようにしたいです。私自身も子どもに『素晴らしい会社で、意義のある仕事をしているんだ』と自信を持って伝えられるように、業務を全うして、会社の成長に貢献できたらと思っています」。言葉の端々に、誠実な人柄がにじむ石川さん。子どもたちへの思いを原動力に、研究開発の最前線で挑戦を続けている。

奥様からのコメント

・パートナーが育休を取ってよかったこと

1人目のときはコロナ禍だったこともあり、一人での育児は不安しかなかったので小さな疑問(おむつから漏れると「当て方はあってる?」や、授乳後のゲップがうまくできないなど)でも、すぐに相談できる環境だったことは心強かったです。私よりも子供よりも早く、おむつが汚れたことに気づき、率先しておむつ交換をしていたことは、特に印象に残っています。我が家では夫のことを「おむつハンター」と呼んでいました。一緒に育児をしてくれているからこその気付きだったのかな、と今は思います。

2人目のときは多少の知識はあったので不安はあまりありませんでしたが、育休が取れず夫が仕事だったため、一日中赤ちゃんと一人で向き合わなきゃいけないことと、上の子との関わりにかなり疲れてしまったことがありました。なので、今回、3人目でまた育休を取ってくれると言ってくれたことで産後の不安は半分くらいになったように思います。

・メッセージ

育休は長い人生の中ではほんの短い期間のことなので、取れるチャンスがある職場ならぜひ、奥様と赤ちゃんと一緒に育児をすることをおすすめしたいです。

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