Interview#1
研究員時代より広がっていく仕事にワクワクします
CMC開発部
馮延文
私たちARCALISの会社の雰囲気や業務の内容をより詳しく知ってもらうためのメンバーインタビュー。第五回となる今回は、ARCALISのCMC開発部の馮延文(フォン・ヤンウェン)さんに話をうかがいました。
今までの経歴について教えてください。
1993年に文部省の国費留学生として来日、修士と博士課程修了後、公的研究機関、一般財団法人研究所で約15年間、たんぱく質や抗体医薬品に関する研究を行っていました。
その後、大学や国立研究開発法人、医薬品メーカーが所属する技術研究組合という場所で6年間、バイオ医薬品の原薬解析分析法の開発や品質管理、技術移管などに関わりました。
技術研究組合をやめてから、いったん研究所に戻っていたのですが、原薬開発の仕事にもっと関わってみたいという思いがあり、ARCALISへの入社を決めました。
ARCALISのどんなところに魅力を感じましたか?
研究員時代よりも幅広い仕事を経験できることです。
mRNA医薬品という今までにない分野に挑戦できることはもちろん、仕事もどんどん新しいものが舞い込んできます。
いまは原薬の開発・精製手順の確立がメインの仕事ですが、南相馬の工場が完成する来年以降は、SOPや技術移管の仕事が中心になっていくと思います。メンバーの規模も拡大していくので、仕事の内容もどんどんスケールアップしていくでしょう。
そんな成長の過程を自分たちで作っていけるところに、研究員時代とはまた違った楽しみとやりがいを感じています。
普段の業務内容を教えてください。
勤務時間は9時から17時45分のフレックスタイム制ですが、私は近くに住んでいることもあり、9時前には出社しています。
午前中はメールチェックのあと、実験内容を検討し、実験計画書を作成します。必要に応じてメンバーに相談しながら計画書を修正し、完成したら上司から承認をもらいます。承認が終われば午後から実験を開始しますが、時間がかかりそうであれば先に準備だけしておき、翌日に実験を開始します。
実験が終わったらデータのまとめや解析を実験ノートに書いて提出します。仕事が終わるのはおおよそ18時。遅くとも19時30分には帰っています。
そのほかにもメンバーとの打ち合わせがあったり、技術のキャッチアップのための講習会に参加したりしています。様々な仕事があるので毎日同じルーティーンではありませんが、おおむねこのような一日を過ごしています。
メンバーにはどんな人が多いでしょうか?
私が所属するCMC開発部は、男女比は1:2で、年齢層もさまざま。専門とするバックグラウンドも異なりますが、垣根もなくオープンに話し合える雰囲気です。
経験の少ないことを手探りで作っていくため、オープンに相談しあえる協調性がとても重要。わたしもわからないことは恥ずかしがらずに周りに聞いたり、困ったことがあったら相談するように心がけています。
それぞれの専門の観点から解決策を出し合うと、ひとりで考えるよりもいい答えが出てきますね。
最後に、応募を考えている、興味を持ってくれている方へのメッセージをお願いします!
興味・関心があれば、どんどん新しい仕事を任せてもらえますし、自分次第で仕事の幅をどんどん広げて活躍できる職場だと思います。
また、未知の分野だからこそ、さまざまな専門分野の人が求められています。教育プログラムも充実していますので、「自分とは専門分野があっていないかな」と思った人も、どんどんチャレンジしてみてください。一緒に働けるのを楽しみにしています!