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Member Interview

メンバーインタビュー

Interview#2

自分の経験を活かし、世界で勝てるものを作る

CMC開発部

松本直欣

私たちARCALISの会社の雰囲気や業務の内容をより詳しく知ってもらうためのメンバーインタビュー。第四回となる今回は、ARCALISのCMC開発部初期メンバーとして、研究所の立上げにも携わっている松本直欣(まつもとなおき)に話を伺いました。


今までの経歴について教えてください。

博士課程では、東京農工大学にて、脳梗塞の治療効果が認められている微生物代謝産物について、その薬効メカニズムを研究していました。

その後アメリカのUCデービス(カリフォルニア大学デービス校)の研究室に所属し、抗炎症的な脂質代謝産物のメカニズムについて研究をしていました。

それからアメリカのUCデービス(カリフォルニア大学デービス校)の研究室に所属し、6年間、炎症に効く薬の薬効メカニズムについて研究をしています。実はまだ研究内容をまだ論文にまとめきれていなくて……休日にその作業をやっていたりします。

ARCALISには大学の研究室からの紹介がきっかけで入社しました。帰国して、面白そうな会社はないかなと考えていたときに、たまたま農工大の先生から研究室のOBが勤めていると紹介を受けました。その方からARCALISというmRNAのCDMOを日本で立ち上げつつある、と教えていただき、最終的にARCALISに入社することを決めました。

ARCALISのどんなところに魅力を感じましたか?

まだ日本で誰もやっていない、新しいことをやろうとする姿勢です。

僕は、ずっと「社会に何か新しいものをもたらしたい」という願望をもって研究を続けてきました。そのため、mRNA医薬品というまったく新しいクラスの医薬品を日本で製造するというARCALISの目標を聞いたとき、非常に興奮したことを覚えています。

バイオ系の研究をしていたのでDNAやRNAに関する基礎的な知識はありましたが、医薬品という切り口考えたことはなかったので、そこにも興味を惹かれました。

アルカリスでの業務内容を教えてください。

僕たちのCMC開発部はmRNA医薬品の原薬を製造する部署ですが、最初は研究室を立ち上げることから始める必要がありました。

「mRNA医薬品を作る」という大きなゴールに対して、

  • そのためにどんな実験が必要なのか
  • その実験をするために必要な機器や試薬はなんなのか
  • その実験を行うためにどんな手順やガイドラインが必要か
  • 廃棄物の処理はどうすればいいか

……というところから洗い出し、最終的にドキュメントの形にしなければいけません。

今までの研究では、既に用意された機器やガイドラインを活用すればよかったのですが、それらをゼロから考えるのは想像以上に大変で、かつ面白いと感じられる部分でもあります。

その中で、同時期に入社した高杉には大変お世話になっています。CMC開発部は高杉さんと僕で発足した部署でした。高杉さんはタンパク質製剤の製造技術開発や移管といった経験などが豊富な、CMC開発についての大ベテランで、一方で僕は核酸関連の基礎知識や分析経験があるので、ここまで互いの強みを生かした進め方ができていたかと思います。

製薬・製剤部門では今後、どのような業務が必要とされるのでしょうか。

最近は続々と、CMC開発部に新入社員に入って来ていただいています。

僕や高杉さんが2人だった間に、開発に必要な試験のリストアップや物品の購入を大まかに進めていましたので、今は新しく入って来られたメンバーの専門領域や能力に応じて、それぞれの試験項目を担当していただいています。各試験の担当者はその内容を精査し、試験のための文書を作成し、実際にそれらの試験を立ち上げる作業を行っています。

これから立ち上げる製剤部門については、また一からの立ち上げですから、現在我々CMC開発部が原薬のための組織を立ち上げつつあるように、製剤部門全体の立上げから全体を担ってくれる人材が更に必要となるのではないかと思います。

とはいえ今は本当にスタートアップ段階であり、何もかもを自分たちで決めないといけない時期なので、専門的な能力を持ちつつも、お高くとまらず「必要なことがあればなんでもやる」という人材が必要です。

最後に、応募を考えている、興味を持ってくれている方へのメッセージをお願いします!

mRNA医薬品というまったく新しい領域での業務は日々予想もつかないことばかりですし、やってみて初めてわかることも多くあります。

色んな経験を積みながら、世界で戦える組織を作る――という目標に一緒に喜びを見出せる仲間とお会いできたらなと思います。

こんなふうを言うと激務を想像されるかもしれませんが、今は意外とノビノビとやっていて、残業に次ぐ残業、という感じではないです。大変ではありますが余裕はあるかと思いますよ。

僕はARCALISのある柏ラボのすぐ近くに住んでいるのですが、割となんでも有って住みやすい街ですね。休日は近くにあるボルダリングジムに行ったりしています。

またいまだにUCデービスでの研究を論文にまとめ終わっておらず、早くしろと催促を受けていますので、カフェにこもって作業したりしています…。

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